『ゴダールのマリア』*では
最後の場面**に
映画至上でも至高の頂点が来る
映画中に
たびたび出現した
大天使ガブリエルが
わきの車の持ち主としてまた現われ
「マリア、あなたを讃えます*
と告げ
それを聞いたマリアは
述懐する
「私は処女だった
「私はこのあり方を望まなかった
「私は私を助けた魂を顕現させた
「それだけ
字幕では
「私は聖母マリア
とある
ちょっと違うが
映画を見ている時には
それも響いてくる
その日本語訳も
聖母マリアでない
ヒトが
いるだろうか
みな
未知のものを
宿
させ
られる
のだ
ワタシタチ、ハ、
宿
*Jean-Luc Godard 《Je vous salue, Marie》,1984.
***Je vous salue, Marie.
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