2015年6月19日金曜日

クリストバル1492

  

梅雨雲の曇りが続いて
夏に向かうさなかというのに
ぐっと気温が下がっている

廊下の白い壁際に
ところどころ斑の入ったポトスの
瓶挿しを飾ってあるが
明かりに映えて
みどり濃いところ
みどり明るいところ
つやつやと美しい

空気が湿っていて
気温も下がっているためか
それとも
明かりのぐあいや
壁の白さとの対照ぐあいのせいか

あるいは
濃いみどりのワインの
空瓶に挿しているせいか
アルゼンチンの
クリストバル1492
2006年の
カベルネ・ソヴィニョン

まだ
あの人たちも
あの人も
あんなに元気だった頃
生きていた頃の
製品だが

なぜか
このワインの瓶は
ポトスと相性がいい
水も腐らないし
茎も太く伸び
しっかりした葉が
つやつやと広がっている




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