つかれ切った人たちが
やけに多いな
この時間の
あの駅
この駅は
と思いながら
人の群れに入って
わたしも階段をのぼり
通路をたどり
また階段をのぼり
エスカレーターに乗り
まわりをふと
見まわし直しましたら
つかれ切ったように見える
どの人たちも
輪郭が
星のように
きらきら輝いているのです
それはまばゆい
無数の星が
きらきら
きらきら
人たちの輪郭に
かがやき続けています
見ながら
ふしぎだとは思わず
それはそうだ
そうあるべきだもの
そういうことだったのだなと
すとんと
腑に落ちた気に
なったのでした
それ以来
どこで見る人たちも
出会う人たちも
無数の星で
きらきら
きらきら
輝き続けてます
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