人たちのなかにあってもよいが
ひとりである時の底へ深く下って行けばじつは自然が広大だ無限だ
人たちのなかにあってもそれが知覚できないというわけではない
ちょっとした思いちがいが小さな鍵をかけてしまっていて
人たちのなかにあってはなにもできずわからないと
うっかり思ってしまったりするだけのことで
その鍵をあけるのもそんなに難しいことではない
人たち
と不用意に言ってしまったり思ってしまったりしやすいが
人たち
というものなどそもそもない
どこにでも
いるのは
ひとりの人でしかない
ひとりの人は
どの人も
その人の底を持っていて
その人の底へと深く降りていき続けている
どの人の底にも広大な自然があり無限がある
じぶんの底の自然や無限はどの人の底の自然や無限にも繋がってい る
だれの底の自然や無限も山野海川の自然や無限に繋がっている
あたり前すぎるので忘れがちになってしまうから
こういうことはときどき
はっきりと言葉にしてみることが必要だ
言葉は自然や無限に向かうためのものだから
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