2020年4月27日月曜日

苦肉計(兵法三十六計の第三十四計)




苦肉の計には、高等な演技力を必要とします。いかにも、自然に、真に迫った演技をしなければなりません。そのためには、自分の体に深い傷をつけたり、大切なものを失ったりして、敵を信用させる局面も生じてくるでしょう。たとえば、自分でつけた体の傷を見せて、私は鞭打ちの刑に処されて出奔してきました、と敵を信用させ、敵の内部に潜り込む、そして外に待機している自軍と呼応して敵を撃つ、というような計略です。
『孫子・三十六計』(湯浅邦弘、角川ソフィア文庫)



じつは
COVID19
というウイルスがあるということさえ
信じていない

この不信は
極端すぎるかもしれないが

しかし
病の源はあるが
いま大がかりに世界中のマスコミで伝播させられているのとは
まったく別の様相を持つ装置だろう

大がかりなSFクライシスパニックごっこを
やっているだけ
勝手に思って見ている

世界中が馬鹿ばかりだというのは
今回も
よくわかった

国民全員にPCR検査を
地球人全員にPCR検査を
と呼びかけている者は
検査器具の先からナノチップを挿入する企みを
もちろん
しようとしている

非難や嘲笑を集める政府のあたふたぶりが
じつは
ナポレオンに対し退却戦術を採った
ロシア帝国総司令官クトゥーゾフを思い出させる
ただ虚心坦懐に見ているだけで
あのバカ殿ぶりには
いろいろと
意味があり過ぎるのが
誰にであれ
見える
はずなのだが

アメリカと中国とEU
背後の複数の国際ハイパー資本との
熾烈極まるせめぎあいの荒海で
微妙な舵取りを強いられている小国としては
選択肢のひとつの演技と見える

バカ殿を持ちネタとした
志村けん
病没させるという
わかりやすい演出まで
わざわざ添えて

「モスクワを失ってもロシアを失うわけではない。
しかし軍隊が全滅すれば、モスクワとロシアが滅びる」
と言って
モスクワを放棄し
火をかけて2/3を焼いたクトゥーゾフの明察は
今でもなかなか理解されづらい

ナポレオンも敵だが
ナポレオンの滅びた後に発生してくるであろう状況も
ナポレオン以上の敵となるのは確実と見えたので
クトゥーゾフは
ナポレオンを滅ぼすことをよしとはしなかった
「戦いの成果は、ロシアや大陸の他のいかなる国のものともならず、
すでに海洋を支配しているイギリスのものとなるだろう。
その国の覇権は容認できない」

見事な予測で
トルストイが『戦争と平和』に
彼の渾身の述法を以て
クトゥーゾフを描き出そうとしたのもわかる

COVID19と呼ばれる現象には
正面から向きあわずに
どこまでも
いい加減につき合っておいたほうがよく
政府は批判され
馬鹿にされ続けていたほうがよい
さもなければ
本当に危険な攻撃を受ける

そうして
COVID19と呼ばれる装置も
消滅させずに
残しておいたほうがいい
これを消滅させれば
さらに危険な敵が本当に立ち現れる
それに対する準備が
同盟する国々や組織のあいだに完成するまで
やられっぱなしで
ろくに為すすべもないような
バカ殿ぶりを演じていたほうがよい




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