ことばを使おうとすると
あれこれ
文学理論のたぐいや
あまりに多くの偏見や
思い込みが
どろどろ
ぺたぺた
まとわりついてくることがある
ことば体験を続けるほど
広告の裏の白いひろがりに落書きする
幼児の純真を保つのは
ほんとうに
困難になってしまう
真冬の
ショウリョバッタや
カブトムシを
ことば野に放ちたい!
でも
かれらが
凍えてしまわないように
やわらかな
透明の覆いで
ちゃんと
守ってやりながら!
ことばよ!
これが倫理だ!
虫ぐらいの人たちを
とにかく
忌避しよう!
ことばが兵隊になってしまう前
かれらはいつも
虫!
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