駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2020年5月19日火曜日
必須
最大限の自由を実際に手に入れながら生きていくには
人間嫌いを演じるのが必須
誰よりも忙しくて時間がまるでないないないないないないない
いいなァあなたはしあわせで
と
煙幕を撒き続けるのが必須
本当の富とは
いま
此処で
たったひとりであるということ
無限に沸き起こり続ける脳内の妄念(の限界は熟知しつつもこれ)
を
手慣れたカードや玉のように
両手に弄ばさせつつ
魂は不可視の魂の層へやすらかに憩わせておくこと
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