言葉づかいはそのまま批評で
言葉づかいを批評するのもそのまま批評
マジ
ガチ
ヤバイ
などを使って書くのでない詩歌はすでに反言文一致の
おぞましいレトロ右翼詩歌と呼ばれるべきで
大政翼賛の光太郎や白秋の詩や
茂吉の歌のように
たぶん
見なされるべき
今さら
昭和60年代以降の青年中年口調をどこかに保ちつつ
あいもかわらぬアヴァンギャルド気取りで( ろくな政治思想もなしに)
詩歌(という観念、概念、夢、幻…)をフリーズさせ続けて
はい、現代詩でござい!
も
これまたおぞましい
レトロ懐メロ
で
ウケなくなってきたっぽいかナ
と感じると
すぐ
いにしえの季節感を愛でるふりに向かったり
俳句っぽく文芸的悟りを装ったり
(漱石が『門』 で禅を放棄するオハナシを作ったのはなかなか慧眼)
季節感にも
喜怒哀楽にも
社会批判にも
人間論にも
言葉遊びにも
ナンセンス追求にも
もちろん
文芸界定番の懐メロのシュールレアリズム風味にも
これもやっぱり“いまさら” のビートジェネレーションの引き摺りにも
愛にも
正義にも
神にも
どれにも媚を売らず
軽く
軽く
軽く
重く
く
く
く
く
色とりどりで
超モノクロで
内容をきれいに取り除いたセピアで
たのしく
さびしく
わびしく
かなしく
しく
しく
しく
しく
くくくく
しくしくしくしく
くくくく しくしくしくしく
形容面では要は「~く」と「~しく」
にっぽん語ってのは
なにを言っても書いても読んでも暗唱しても
評価しても賛美しても愛しても
草しても批判しても非難しても罵倒しても
ここから出たいよねェ
逸れたいよねェ
くくくく
しくしくしくしく
くくくく しくしくしくしく
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