なにか言おうとすると
わたしは…
ぼくは…
って始めちゃったりするわけ
それって
いちばん簡単
森友は…
とか
財務省は…
とか始めるのは
もっと簡単
ことばってのは
ナンセ
並びたくて
いつも
うずうずしてるからね
きっかけを与えれば
ブワーッと
並んでいくわけ
言いたいこと
とか
テーマ
とか
もんだい
とか
ことば並べを
わざわざする意義を
支えるようなものについて
ひとは躍起になるけど
それらって
たいてい
きっかけでしかない
並び欲に燃えることばに
動かされているんだ
それだけのこと
だから
しゃべるのがきらいだとか
苦手だとか
おっくうだとか
書くなんて
もう
とんでもないとか
そんな人たちがいると
あ
これは
おもしろいかもな
って
期待しちゃう
そんなひとたちが
ことばを置いていく手つきは
ブワーッて
ことばを連射していくひとたちのより
見てて
ぜったい
おもしろいから
おもしろいってのが
大事でしょ？
だって
どんな行為にも
意義なんて
ないんだもの
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