他人によく思われようとしないで
言葉を並べ続けていく人たちは貴重で
そんな書き方をする時にだけ
かろうじて言葉に載り
文字に跡の残っていくような思いや
気分といったものが
けっこういっぱいあるのだ
どこまで行ってもわけのわからない
この不可思議の宇宙には
誰になんと言われようとも
誰ひとり読まないとしても
そんな文字の並びの読み手で
ぼくはあり続ける
知ってもいるのだ
そうすることが無駄であるどころか
人間の最後の最後の
真に価値ある行為なのだと
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