通り過ぎる
サラリーマンたちの誰かが
いやあ、きょうは
夏じゃないみたいだった…
などと言っていたが
8月も17日なのだから
本当にもう夏ではない
先週から秋に入ったのだと
古い暦も告げている
卷雲がはっきり出ていて
なんだかすべてさっぱりと
盛りは過ぎて行ってしまった
絹雲とも書くのだったと
まだ寂しさの募らない空を
思い出し思い出ししながら
遠く去った嵐さながらの時期も
うっすら心に蘇らせながら
見上げてみたりしている
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