駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2018年8月14日火曜日
視覚がさほどわたしでないのを
好き嫌いを星のひとつに引っ掛けて
蛇たちさえ知らない
まだ香しい大樹の洞に眠る
そうして
視覚がさほどわたしでないのを確認し直すと
十数人ほどの
言語を共有しない人たちになって
目覚める
視覚ももちろん
十数人に分有されてしまって
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