我を捨てよ
思念を捨てよ
こころを捨てよ
と
信仰がかった人たちは
平気でいう
わたしは
空を捨てよ
無心を捨てよ
という
さらには
捨てることを捨てよ
という
変化という波に
すべて
委ねておくのがよい
元気なうちはその波に乗ろうとし
衰えてきたら
その波に流されていくのがよい
捨てなかったもの
捨て切れなかったものは
大波が過ぎていった浜に残り
それら残骸も
ゆうべ
他人の目には美しく映ることもあるだろう
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