2021年2月24日水曜日

夢環境、べつの環境、さらにべつの環境

 

夢のことを夢だと気づくのは

眠りから覚めるということが起こり

夢という環境が消滅して

意識がべつの環境(「現実」と呼ばれる)の中に置かれるからに過ぎない

べつのこの環境(「現実」)から覚めるということが起こった場合には

この環境(「現実」)が消滅して

意識はさらにべつの環境の中に置かれることになる

 

それをたびたび経験してきたわたしが

「現実」を夢の一形態だと捉えているのは

正しい適切な態度とまでは言わないが

類推による認識法から言えば

至極まっとうに演繹されてくる態度ともいえる

 

こんな基礎的な観察記述さえ

記すのには

ずいぶんと煩わされる

夢と「現実」とアフター「現実」+αの簡潔な概念化も

一般言語によるかぎり

手が掛かりすぎる

 

正確で効率的な宇宙観測のために

地球環境から出た宇宙ステーションを使用することになるように

「現実」環境から抜け出た観測と記述の基地を設けるほうが

やはり効率的だという見地に誰もが立つ

そのために普通の生のあり方を放棄するようになったり

ないがしろにするようになったりする

 

「現実」環境の外に記録庫や研究施設を置くほうが

あらゆる点で利便性に勝る

地上や「人間であること」や「普通の意識状態を保つこと」から

意識の中核を引き出して「現実」環境の外に常駐させるべきだ





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