いろいろ
大問題が山積みになっている
と
世間は突きつけてくる
ぼくの問題はひとつしかなくって
まわりに
ものが多すぎる
ってこと
毎日使うカップや皿やボウルって
だいたい
おんなじでしょう?
それなのに
食器棚を開けると
ほかのカップや皿やボウルが目に入る
だれか来た時に必要だから
とか
いま使ってるのが壊れたら
代わりのが要るから
とか
だから
いろんなのがある
ふだん使うのよりいいもの
高価なものも
けっこうあるが
それらは
いいものだし
高価なものだから
昨日も使わなかったし
きょうも使わない
たぶん
明日も使わない
どうするんだろう?
それら?
だれが使うんだろう?
しっかり
価値を認めながら?
こんなことを
かるい朝食を食べる際にも
思っちゃう
ものが多すぎるから
思っちゃう
服だって
文房具だって
もちろん本だって
雑貨のあれこれだって
多すぎる
いつだったか
じぶんのまわりに引き寄せてしまった
だけのことで
うちに置くのを許してしまった
だけのことで
うっかりもらってしまった
だけのことで
多すぎる
多すぎてしまう
多すぎて
もう
なんだか
どうにもならない
たいした物持ちでもないのに
あっぷあっぷ
これだけの
ものを
これだけしかない
と呼べる程度の
ものなのに
多すぎる
多すぎてしまう
それぞれを
ちゃんと
使いこなす器でないことに
もう
もう
もう
とっくに
気づかされて
朝から思う
昼も夜も思う
寝ても覚めても思う
多すぎる
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