気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
灯が消され
店仕舞いしたカフェのわきの小道を行く
店のまわりがすべてガラスなので
テーブルの上に椅子が逆さまに置かれ
カウンターの奥では
機材の小さな赤ランプだけが点いているのが見える
こんな風景も
わたしの精神の肉体の肉
死の刹那には
わたしそのものとして懐かしく思い出されるだろう
一瞬一瞬の
どんな光景も風景もわたし
体内のさまざまな感覚も
喜怒哀楽も
すべてがわたし
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