2022年12月18日日曜日

神国日本の神民としては

 

 

防衛費を国内総生産(GDP)比で2%に倍増するというのは

NATOが加盟国に要請した路線なので

その倍増パーセンテージに驚きは全くないものの

NATOでもない日本が同じ数字を出すのは異様というより

ほとんど恥じさらしであるばかりか

そもそもどこまでも敵国集団であるNATOの後塵を拝するごとき態度に

神国日本の神民としては不快感を禁じ得ない

 

…ぐらいに

皮肉を言いたくなってしまう

 

新聞報道などをザッと見ていると

「反撃能力保有を閣議決定 防衛3文書、戦後安保を転換」

(これは日本経済新聞 12月16日16:54)

などと見出しを付けたりしているが

なんとニャ?

これまでも莫大な防衛費を浪費してきたというのに

「反撃能力」も確保されていなかったのかニャ?

と驚いてしまう

 

もちろん

報道内容をもう少しちゃんと読めば

今回言われている「反撃能力」なるものは

「相手のミサイル発射拠点をたたく『反撃能力』」であり

そういう意味での「反撃能力の行使」は

「必要最小限度の自衛措置」と定め

対象はミサイル基地など「軍事目標」に限定する

と書かれているので

実質的には

朝鮮半島と中国大陸とロシア領への攻撃を想定した

かなり踏み込んだ攻撃方針の拡大に

ポイントがある

 

中国大陸も朝鮮半島も

ロシア領も

すべて

わが日本神国の領土であったからにして

それを回復しようと企て

いわば

祖国回復戦争の準備にいよいよ入る

という

大和ますらをの気概を示したもの

ぞなモシ

さらに輪をかけた皮肉や冗談を口走って仕舞いたくもなる

口走って

などという漢字仮名交じり表記より

朽葉死って

などと

書き換えておいたほうがいい

だろうが

 

アホか

ホンマに

いうのが

もちろん

本音

である

 

メイン・ストリーム・メディアの報道の

内容も

表現も

酷くなりすぎて

ちょっとのコメントをするにも

たくさんの皮肉や批判をまずは繰り出してからしないといけなくな

忙しいなか

ブンヤや評論家でもないのに

そんなことは

とてもじゃないがやってられないので

どんなアホくさい

ダメな

インチキな

ゴミ滓のような記事やニュースが出ようと

放っておくしかないのだが

そうしてばかりいると

まるで腐っていくばかりの世相を認めているかのようなことにも

なってしまうので

それはそれで

やはりムカツクのではある

 

まともな新聞なら

今回のことについてだって

「反撃能力」なんて

平然と見出しに踊らせるんじゃないよ

と思う

「他国攻撃能力」とすべきであって

いくら政府が「反撃能力」と言ったって

その表現は違っているだろ?

という見出しをまずは出してもらいたい

そういうことをしないから

この国の大新聞はダメなんだよ

少なくとも

言語表現ぐらいは

ちゃんと正確を期せよ





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