気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
夕闇のなかに
沈んでいく
紅葉も
なにごとかの
超越の
すがたか
暗いのでもなく
黒いのでもなく
曖昧になっていくのでは
けっして
ない
輪郭を
見定めようとし
もはや
色とも言えない色を
網膜に
吸い尽くそうと
する
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