なにか思ったり
外界に反応したり
動いたりしている自分を意識しているのを
一人称の夢と呼んでみるならば
それを外から見て映像として捉えているのを
三人称の夢と呼べるかもしれない
このふたつのモードは容易に重なる場合もあって
一人称でありながら同時に三人称でもある夢となる
今回見た夢は
しかし
新しい経験だった
外から自分を見ているシークェンスにおいて
自分が見えないのだ
見えないというより自分が“そこにいない”のが見える
思ったり反応したり動いたりしているのだが
外から見ると自分のいるはずのそこが透明になっている
さらに進んで
自分がいるはずのそこになにもないだけでなく
思ったり反応したり動いたりしてさえいない自分がそこにおり
そこには間違いなく自分がいるはずなのに“いない”
夢を見ながら
とうとうここまで来たか
と確認していた
無人称とでもいうべきものを手に入れたのかもしれないが
このあたりの呼び方や捉え方は
すこし正確に考えておきたいので速断はしたくない
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