自然に生きようとすると
どうしても昼は眠ってしまう
昼間にふかく寝入ると汗をかくことが多いので
夕方に起き出てから布団を外に干したりする
寝入る前には机に脚をのせて
資本主義についての考察を読んでいることが多いが
紅茶を作ってあったりすると
それを啜りながら読み進めたりしている
汗をぐっしょりかいて起きる際には
起きる気になるだけの特異な夢に心を後押しされることが多く
それがなくては身体を起こす気にはなかなかなれないが
身を起こしてから(夕暮れとはいえ)青空を見るのは喜びである
飲みかけのままにして寝てしまった紅茶を
机の上に見つけて取っ手に指をかけて口に運びながら
(夕暮れとはいえ)青空を見るのは夏ならではの快楽で
こんな世界ならば自分の一部と認めてやってもよいと思いはじめる
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