学校の教室だ
1階ではなく
2階か
3階らしい
どの窓も
開けられているから
冬ではないし
春や秋のことだったとしても
寒い日ではないだろう
夏でもない
わたしは教壇に立っている
授業をやっているらしい
窓の外が
白くなっている
霧というか
靄というか
煙のような白いものが
立ち込めていて
はじめは
下のほうに
わだかまっていたのが
だんだんと
窓枠のところまで上がってきて
教室の中まで
白いものは
入り込んできている
おや
なんだか
凄いことになってきたねえ
などと
わざと悠長な言い方を
わたしはして
生徒たちを安心させようとしている
やがて
霧というか
靄というか
煙のような白いものは
たっぷりと教室の中に入り込み
もう
生徒たちの机も
すっかり埋もれて見えなくなってしまい
まったく
視界は失われて
おやおや
完全に白の世界だねえ
こういうのは
外国にはよくあるけれど
この国では少ないから
ちょっと楽しくなってくるね
などと
また
悠長めかして
しゃべり続けようとしている……
こんな夢を
見た後のこと
地震や津波ばかりでなく
日本列島での
あちこちの火山噴火も
じつは
かなり差し迫ってきている
という予言を
目にするようになった
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