2025年1月15日水曜日

教条主義的アメリカ追従諸氏の正義論の崩壊ぶりがこれから楽しいところ


 

 

まだまだここからがいいところ

  奥田民生&PUFFY

 

 

 

USスチールの買収問題の流れで

クリーブランド・クリフス社のゴンカルベスCEO

面白いほど激して

乗りに乗って

日本批判をしたのが楽しかった

 

「我々はアメリカだ! 日本! 自分たちが何者なのか理解していないことに気づけ!」

 

「私たちがどれほど善良で、私たちがどれほど優雅で、私たちがどれほど寛大であるか」

 

「日本は1945年以来、何も学んでいない!」

 

「中国は悪い。中国は悪だ。中国は恐ろしいが、日本の方がもっと悪い」

 

「考えてみてくれ、日本の首相がアメリカ大統領に説明を要求したんだ、『なぜ(買収を)阻止したのか』と。ドナルド・トランプにも同じ要求をしてみるといい。そうすれば私にとって、とても面白い日になるだろう」

 

こういうオジサンは

じつは

けっこう

好きなんである

 

瞬間湯沸かし器と呼ばれた

すぐカッとなるオヤジが

そこらじゅうにゴロゴロしていた

懐かしの昭和の御代を

思い出してしまった

 

こういうのを見ると

すぐ

「大人げない……」

などと批判する現代日本とは相成ってしまったが

大人げなく怒りまくるのが

昭和の大人であり

オヤジであった

映画監督の大島渚などは

瞬間湯沸かし器的怒りを芸風にしていたし

『おやじ太鼓』なんていう映画やドラマもあったし

小林亜星演じる『寺内貫太郎一家』のオヤジも

瞬間湯沸かし器であった

『巨人の星』の星一徹など

ちゃぶ台返しで有名であった

作家の阿川弘之なども

超瞬間湯沸かし器でたいへんだったと

娘の阿川佐和子が証言している

 

瞬間湯沸かし器的怒りを忘れた頃から

日本の凋落は勢いづいたのである

 

だいたい

国家の基幹産業である大製鉄会社を

他国の会社に売ってしまうなどというのは

いくら個々の会社の経営問題とはいえ国家の安全保障上どうかしている

重要な国家的インフラを外国にどんどん買われて

平気でいられるようなノーテンキはせいぜいが日本ぐらいのものだろう

USスチールを日本製鉄に売るのを許すなんて

アメリカはどうかしちゃったんじゃないのかと前から思っていたが

認知症バイデンがぐずぐずしているものだから

同業のクリーブランド・クリフスのオヤジがついにぶちまけたわけだ

 

テレビ朝日「報道ステーション」の大越健介キャスターは

このニュースを伝えながら

日本が侮辱されたとして

「名前も言いたくないようなこのCEO」という言い方をしていたが

この短絡的な反応には驚かされた

 

あんたらは

ただ事実を伝えてくれればいいんで

感情表明はいらないし

感想もいらないし

「侮辱された」とかされないとか

そんな判断もいらないのよ

と思ってしまった

じゃないのさ

 

なんなんだ、こいつは?

 

まあ

ムーミンパパと呼ばれる

カッコの悪いこのキャスターが

ひとりで勝手に

クリーブランド・クリフス社のゴンカルベスCEO批判をするわけもないので

これは朝日新聞総出で

よっしゃ!ここで大衆の気分を煽っとこう!的な

台本作りをしたのだろう

朝日新聞は太平洋戦争中に最も戦争を煽った新聞であるが

ひさしぶりに懐かしの鬼畜米英節が歌える時代が来たと踏んだのか

反米すれば戦後のブランドの左翼っぽさも取り戻せるし

絶好の機会と思ったのかもしれない

 

ともあれ

なにかというと従米従米従米従米従米従米従米従米……の

日本社会を

いっそうマゾ化させるような事態が

これから陸続とやってくるはずで

ちょいと楽しい見物になるというものさね

 

次期大統領ドナルド・トランプは

まるで植民地時代ふたたび!

な感じで

グリーンランドを取るぞ!と公言しているし

パナマ運河も取るぞ!とついでに宣言しているし

カナダはカナダ州にするぞ!と脅しているし

おいおいおいおい!

そりゃあないよ!

ヒトラーが1938年に

オーストリアとチェコスロバキアのズテーテン地方を手に入れたみたいな

ことになっちゃうじゃないか!

(ちなみにヒトラーの侵攻の後すぐに

ポーランドもハンガリーもチェコスロバキアの領土を奪ったのを

忘れないでおこう)

と国際連合とやらがガンバるべきところだと思うけれど

ヘニャヘニャのフニャフニャ

 

トランプのこの暴言に抗弁できなければ

かつての大日本帝国が朝鮮半島や中国を取ったのや

東南アジアを取ったのも

やっぱり国際力学上は正しかったんじゃないのさ!

ということになるわけで

この点でも

教条主義的アメリカ追従諸氏の正義論の崩壊ぶりが

これから楽しいところ

 





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