2025年1月27日月曜日

冗談ではなく

 

  

1月20日は大寒だったが

その週は東京周辺では6度から12度

さらには14度ぐらいあって

すっかり春めいていたが

最低気温のほうがぐんぐんと下がって

4度だの3度になってきて

一日の温度変化の中では

すこし寒く感じられる時も増えてきた

 

2月3日は立春となり

暦の上では春のはじまりとなるが

だいたいこの頃は

一年のうちで

いちばん寒くなると決まっている

そのあたりになると

わが家でも

暖房を入れたりするだろうか?

 

というのも

この冬もとうとう

一度も暖房を入れないで

今に到っているからだ

 

夕暮れになる頃

温度が急に落ちて

すこし寒く感じることもあるが

東京では

わざわざ暖房を入れるほどではない

一枚着重ねれば

そんな寒さはやり過ごしてしまえる

夜が進めば

むしろ

寒さは和らぐものでもある

 

猛暑が極まって酷暑だといわれた

昨年の夏も

わたしはとうとう

冷房を使わないで終わったが

この冬も暖房を使っていないので

冷暖房費はまったくかけていないで

一年を過ごしている

 

冷暖房を使わないぞ

と意固地になっているわけではないので

使ってもよいし

実際ちょっと使った年もあったが

それでも

冷暖房を使いっぱなしの人たちとは格段の差で

ひと夏に数日とか

一冬に数日程度の使用に過ぎない

 

わたしからすれば

どうして今の人びとが

四六時中

冷暖房を付けているんだか

わからない

 

現代の社会を

まったく自分の時代と感じないのも

そんなところに

どうしても

合点がいかないからで

みんな

なにを甘えてんだか……と

どうしても

思ってしまう

 

日本列島には

大げさに考え過ぎないでいても

どうしたって

大地震や噴火や津波が

これからも襲い続けるのだから

電気も水もガスも下水も食糧も止まった時に

ちょっとでも耐性を発揮できるような

精神と体力と慣れとを

養っておくしか

生きのびる道はない

 

過度に冷暖房を使い続け

それに馴染んでいく生き方などは

単に滅びの道を邁進しているだけのことだろう

うちは冷暖房をガンガンつけて生きてます

というような家は

親子三代や四代ぐらいが

どの程度

生存していけるか

見ものだろう

 

冗談ではなく

マジで

甘えていてはいけない





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